d-intersubjective-2013diim-ura

鬱間主観 / depression intersubjective installation meeting
2013年 秋
松田朕佳・松本直樹・池田久・ごとうなみ納和也町田哲也
アートスペースFLATFILE / 17,18,19,24,25,26,31,October,1,2,November,2013 / sale type works / 全参画作家
各会場掲示用A1ポスター(参画作家サイン入)・*スタンプ制作 / UAO (梅田版画工房) 梅田明雄
*入場証のカンバッジの仕上がりが遅れている為、それまで梅田氏制作オリジナルスタンプをフライヤーに押し、それを各会場にて提示していただく入場証とします。
*尚、FLATFILEは入場無料。一括入場料¥500スタンプ押し可能。

鬱間主観 – インスタレーション ミーティング –
インスタレーションによるトポス企画展をソロ、ユニットによって展開し、FLATFILEでは、参画作家による販売用作品が展示されます。

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flyer PDF >>
gallery andersen PDF >> / Tetsuya Machida Solo
Eishindo 2F Studio Space PDF >> / Chika Matsuda,Tetsuya Machida
gallery Hanagura PDF >> / Naoki Matasumoto,Hisashi Ikeda,Nami Goto
gallery Mamegura PDF >> / Chika Matsuda,Kazuya Osame


以下連動開催
ギャラリー豆蔵 / 20,October ~ 27,October.2013 / 松田朕佳・納和也
ギャラリー花蔵 / 20,October ~ 27,October.2013 / 松本直樹・ごとうなみ・池田久
栄心堂ビル2Fスタジオスペース / 20,October + 24 ~ 27,October.2013 / 松田朕佳・町田哲也
ギャラリーアンデルセン / 10,October,2013. ~ 15,October + 28,October ~ 2,November,2013 / 町田哲也
花井裕一郎氏宅倉庫 / 10,November,2013 / 非公開インスタレーションミーティング(セッティング・撮影・カタログ制作展開)
グレイスフル芸術館 / 12,November,2013. ~ 17,November,2013 / 松田朕佳・松本直樹・納和也・池田久・ごとうなみ

オープニングイベントパーティー:10/26 (土曜日) 18:00~ 於:ギャラリー花蔵 会費¥1500
ギャラリートーク「インスタレーションの可能性」18:00~
ロジェ・ア・ターブル ケータリングパーティー 19:00~
コンサート(?)20:00~

*アートスペースFLATFILEでの企画展示は入場無料。他会場での企画展示は共通閲覧料¥500。閲覧者には閲覧証としてカンバッジを購入していただき、その提示にて全会場での閲覧パスとなります。
*栄心堂ビル2Fスタジオスペース、ギャラリーアンデルセンでの展示は、企画運営上、期間中数日閉鎖されます。


協力・協賛(敬称略):UAO (梅田版画工房)、樋口工業、花井裕一郎、ロジェ・ア・ターブル(安達浩平)、グレイスフル芸術館、トポス


作品詳細・価格リスト(作歌別)


松田朕佳 Chika MATSUDA

「ちょうちょ結び」2013年。腸、エタノール、ガラス容器。10cm x 10cm x 8cm ¥10,000
ドローイング 5点 各¥3,000
「どちらも同じ透明なグラス」グラスと水 ¥20,000
*レターセット(準備中)

栄心堂ビル/豆蔵インスタレーション
「膨らむ空気、拡張する線」2013年。腸と空気。サイズ可変 ¥100,000
「莟(つぼみ)」2013年。素材:木炭、綿、小麦粉(栄心堂ビル)

statement
「天井から伸びる線が鞘状に膨らみ、また窄んで線になり床へと垂れる。 腸の薄い膜を隔てた、その閉じられた空間の出現は周囲の環境の内に拡張し 存在する姿として提示されている。実体として物理的な空間を占拠し、また自らの内にも空間を内包している「 膨らむ空気、拡張する線」の素材である腸は、外部を取り込み吸収し排泄、循環する身体のメタファーでもある。 これまでにも液体、氷、風や空気または動作など、時間によって変化する要素を取り入れた作品を多く制作しており、それらは共通して何かを介在させる事によって一定の状態から別の状態に変化するということの提示であった。個体が液体に、音が個体に、沈んでいたものが浮かび上がり、そこにあったものが徐々に姿を消す。短命の素材を選択し変化する現象自体を作品とするプロセスアート、素材をそのものを展示しそのモノとし ての存在を提示したモノ派などの影響を受けた作品であると同時に自己消滅や輪廻転生などの仏教的思想にも大きく影響を受けている。」


松本直樹 Naoki MATSUMOTO

「星屑」2013年 ドール、プリント布、鋲 ¥6,000—¥10,000
ギャラリー花蔵 「星屑」2013年 ドール、プリント布、鋲 ¥6,000—¥13,000
*レターセット(準備中)

statement
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。——夏目漱石『草枕』
ガムのついた髪の毛、露出狂(Exhibitionism)、惰性な贅肉、しわくちゃに脱ぎ捨てられた衣服……。こうした既存のルールでは決して肯定できない事柄。しかし、いくら力づくで否定し引き止めようと企てても、心底笑ってしまうくらいにどうしようもなく溢れ出てしまう事柄を、例えば瞬く星をつなぎ合わせ星座を想像する様、なんとか繕うことはできないだろうか。
もし『画』を描くのであれば、乱痴気で、かつ長閑なルーズさで、どうしようもない景色を。
それでもなお『画』として成立するのであるならば。」


ごとうなみ Nami GOTO

「まだ」A1木製パネル ペン 色鉛筆 墨 土 セラムコート 2013年 非売
「まだ」A1木製パネル ペン 色鉛筆 土 セラムコート 2013年 ¥100,000
「Cast (warm)」アルミ 色鉛筆 2013年 ¥7,500
「Cast(cool)」アルミ 色鉛筆 2013年 ¥7,500
*レターセット(準備中)

ギャラリー花蔵 「まだ」 シナベニア ペン セラムコート 土 墨 2013年 ¥100,000

statement
「まだ(2013年)
色列の中には無数の線が描かれてある。
仏教の瞑想法のひとつを絵画的表現を用いて試行してみた。それがここにある線だ。
いままで私は人が触れ得る形態でインスタレーション作品を展開してきたが、今回は自分の原点である平面に立ち戻りインスタレーションの要素を絵画(平面)に注ぎ入れることを試みた。
行為として無数の線を引き、引き終えた画面に、ほぼ無計画に配色し衝動的に沸き起る行為を重ね、私はそれによって浮き出る画を期待した。墨を塗り土を盛り色を手で塗りたくった画面からは体内の希みが光っている。この生まれたての生命体のような画の全容はまだ私にも分からない。きっとこれから始まる。」


町田哲也 Tetsuya MACHIDA

「厨子王の静まり – 薪短籍 – い〜ぬ 」欅 9点 (¥5,000 ~¥10,000)
「狼狽も安寿」カリステモン、古木、古座卓 ¥35,000
「無題 – あるいはパー -」流木、石膏、ビニール、竹籖 (非売)
*「レターセット:厨子王から安寿へ」桐箱同梱:耳付き和紙便箋 (10枚)、写真 x 5、洋型封筒、オリジナルドローイング ¥5,000
*「レターセット:安寿から厨子王へ」桐箱同梱:耳付き和紙便箋 (10枚)、写真 x 5、洋型封筒、オリジナルドローイング ¥5,000
「Staring by listening」2013 秋オリジナル CD ¥1,500
*準備中

ギャラリーアンデルセン「地の聲も厨子王の山」「直浦の漂着を安寿の骨と聴く世代子らの手元に集められし戯れでも」硝子、鉄、枝、水 インスタレーション(非売)
栄心堂ビル「消滅の技法」 杉、鉄、ゴム、石膏、将棋盤 インスタレーション(非売)

statement
「今を生きる現実感として構築すべき実現に結ぶ手法を、素材論や理念や観念で抑制してモノをつくる近視眼的に狭窄進行せざるを得ない立場は古臭く健全でないと疑って決別したことを憶いだす。断片的だった生のビジョンと実感がトータルに符号活性してきた状況がまずあり、ある意味それを徹底して眺め過ごして、眼差しの位置の確認を間近の足下へ落せと促す日々がそれなりに蓄積した。迂闊な短絡反復を戒める為に、行間にイメージを想起する言語空間に似た詩的な現象として、出来事の顕われ方を問うように検証してきた「写真画像」への対峙の姿勢が、そのまま世界への介入の形となる。」